双葉町はたちを祝う会&新成人チャレンジ事業
2026/9/16 16:23原発事故により双葉町を離れた多くの子どもたち。
古里で開かれた二十歳を祝う式典に出席した人はわずか4人でした。
こうした中、若い世代が双葉で働きながら双葉の魅力を発信しようと取り組みを続けています。
双葉町で開かれた「はたちを祝う会」。
例年1月に二十歳を祝う式典を開いていましたが、避難先の成人式と日程が重なり出席できないとの声があったことなどを踏まえ、2025年から9月に開いています。
【新成人代表 吉田奈未さん】
「本日このような機会がなかったら、なかなかこの双葉町の古里に戻ってくることがなかったので、私は今回15年ぶりにまた古里に戻ってくることが出来たので、本当にうれしく思っています」
2026年度の出席者は、原発事故が起きた時4歳でした。
町で暮らした記憶はほとんど残っていないと言いますが、新たな思いを抱く特別な日になりました。
【吉田奈未さん】
「参加できて良かったんですけど、一種の節目というか、地震を悲しいものじゃなくて、どうやったら防げるのかなとかなとか色々考えさせられるような日になったなと思っています」
白い晴れ着姿で式に出席した高野陽奈さんもその一人。
原発事故により一時東京に避難しましたが、今は白河市に暮らしながら、双葉町でスポーツイベントなどを行うNPO法人で働いています。
【双葉町で働く高野陽奈さん】
「いつも働いていて双葉町には来ているんですけど、この地で4歳までしか過ごしていなくて、またこの地に戻ってきてはたち、成人式を迎えられたのですごいうれしいです」
古里で迎えた門出の日。
母親にとっても忘れられない日となりました。
【母・麻里さん】
「私も双葉で成人式をやったので、なんか感慨深いものがありましたね」
「大きくなったなって感じですね」
2026年度は、63人が対象でしたが、出席したのは4人でした。
原発事故の影響で古里から離れていった若者たち。
こうした若い世代に双葉町により興味を持ってもらおうと、町では「新成人チャレンジ事業」という取り組みを行っています。
1泊2日で町内を巡り伝承館などを見学して、今の町を知る取り組みです。
高野さんは、2025年もこの取り組みに参加。
整備が進む町の中にも、昔と変わらない景色があることを教えてくれました。
【双葉町で働く高野陽奈さん】
「この時計とかも、私が保育園の時に朝の散歩とか昼のお散歩とかでここを通って」
「お父さんお母さんが見たりしているビデオが家にあって」
「覚えてはないけどなんか懐かしいって思うし、これが残っているっていうのがすごいと思いますね」
願うのは、古里の活性化です。
【双葉町で働く高野陽奈さん】
「戻ってくるとまでいかなくても、人がいろんなところから来て、もっと賑やかにというか老若男女集まって明るい街になったらいいなと思います」
双葉町で働く一人として自分に出来る役割を果たしていきたいと話します。
【双葉町で働く高野陽奈さん】
「(スポーツは)老若男女隔てなくすぐ打ち解けられるその力があると思うので」
「新しく双葉にこれから施設も出来ていくと思うし、そういう施設を活用してスポーツをして頑張っていけたらいいなって思います」
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