夏のモバイルバッテリーに潜む「発火」の危険!事故を防ぐには?専門家が語る「購入時」と「使用時」の注意点

2026/8/4 09:58
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夏のモバイルバッテリーに潜む「発火」の危険!車内放置や衝撃はNG?事故を防ぐ正しい使い方とは

スマートフォンなどの充電に欠かせないモバイルバッテリー。非常に便利で日常的に持ち歩いている人も多いと思いますが、使い方を間違えると大きな事故につながる危険性があります。

実は、1年の中で「夏」は特に注意が必要な季節です。その理由と、事故を防ぐためのポイントを解説します。


夏の車内は70℃超!激しく燃え広がるモバイルバッテリー

車の中に放置されたモバイルバッテリーが膨張し、激しく燃え広がる――。

これは、夏場になると70℃を超えることもあるダッシュボード上で、モバイルバッテリーが発火する様子を再現した実験映像(製品評価技術基盤機構=NITEによる)の一幕です。

NITEによると、2021年からの5年間でリチウムイオン電池が内蔵された製品の事故は2,140件起きており、この中で最も多いのが「モバイルバッテリー」の事故です。

先日も、北海道の新千歳空港で出発準備をしていた飛行機の機内において、乗客のモバイルバッテリーから煙が出て一時騒然となる事態が起きました。各消防本部によると、福島県内でもリチウムイオン電池が原因とみられる事故が5年間で48件起きています。


暮らしに欠かせないリチウムイオン電池、街の人からも「ヒヤリ」の声

モバイルバッテリーやスマートフォンのほかにも、リチウムイオン電池は暮らしに欠かせない多くの製品に使われています。街の人に、普段どのような製品を使っているか聞いてみました。

・中学生:「ハンディファンとスマートフォンを使っています」
・30代:「ハンディファンです。子どもと公園に行くときに使います」
・高校生:「モバイルバッテリーとスマートフォン、あとはワイヤレスイヤホン。長めの学校の日とか、充電がなくなってきたときに使ったりします」

日常的に持ち歩くことが多いリチウムイオン電池製品ですが、一方で「ヒヤリとした経験」を持つ人も少なくないようです。

・高校生:「本体が熱を持ったことはあります。めちゃくちゃ熱くなって、うわ、ヤバイ!みたいな」
・専門学生:「モバイルバッテリーが膨らんでしまって、発火しかけたことがあります。若干、煙っぽい匂いがした気がしました」

こうしたリスクは、気温が上がる夏場に特に高まります。NITEの調べによると、リチウムイオン電池の事故は8月に最も多く発生しています。高温にさらされることで、電池内部の温度が上がることが原因と考えられています。


事故を防ぐには?専門家が語る「購入時」と「使用時」の注意点

事故を防ぐためには何に気を付ければいいのか、郡山消防本部予防課・舟木勲さんに話を聞きました。

郡山消防本部予防課・舟木勲さん: 「製品自体が安全でない場合があります。部品が安全でない場合や、製造工程に問題がある場合がありますので、きちんと商品や注意事項を確認して使用してほしい」

1. 購入時に確認すべきこと

・安全基準を満たしていることを示す「PSEマーク」があるか。
・「事業者名」がしっかりと表示されているか。
・購入した製品がリコール対象になっていないか
(リコール対象製品は不具合がなくても直ちに使用をやめましょう)。

2. 使用時に注意すべきこと

正しく扱うことも極めて重要です。

 郡山消防本部予防課・舟木勲さん: 「高温の環境下で使用しないように、また置いたままにしないようにしていただきたいと思う」

エンジンを切った車内のほか、直射日光が当たる窓際や、夏の砂浜などでの使用や放置も非常に危険です。


「お尻のポケット」はNG!無意識の行動が発火リスクに

さらに、私たちが無意識に行っている普段の行動も、発火のリスクにつながると舟木さんは指摘します。

郡山消防本部予防課・舟木勲さん:「(リチウムイオン電池は)衝撃に弱いので、ズボンのお尻の部分のポケットに入れたまま座ってしまったり、ぶつけてしまったりすると非常に危険です」

このほか、事故の約6割は「充電中」に起きているため、外出する際や就寝時の充電は避けたほうがいいそうです。


まとめ

持ち運べて便利な一方で、一歩間違えると大きな危険が潜むリチウムイオン電池製品。

夏休みの旅行やお盆の帰省などで外出が増えるこの季節、出発前に今一度、モバイルバッテリーの使い方や状態を見直してみてはいかがでしょうか。そのちょっとした意識が、大きな事故を防ぐことにつながります。

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