南鳥島沖レアアース 分析結果を発表 イットリウム、ネオジムなど確認 濃度は未公表
2026/7/24 11:30内閣府などが進めている大型プロジェクトで南鳥島沖の深海から回収された泥を分析した結果、イットリウムなどハイテク製品に不可欠なレアアースが見つかったと発表されました。
内閣府 SIP 石井正一プログラムディレクター 「世界初となる深海環境への負荷を抑えた深海底からのレアアース泥の連続的な船上揚泥技術を確立することができました」
発表によりますと、海水も含んだおよそ50トンの泥からはハイテク製品に不可欠できわめて希少な重希土類などのレアアースが確認されました。
半導体の製造装置やジェットエンジンなどに使われる「イットリウム」が最も多く全体の3割を占め、電気自動車のモーターなどに不可欠な永久磁石の原料「ネオジム」はおよそ2割含まれていたということです。
そのネオジム磁石の耐熱性を高める「ジスプロシウム」やMRI検査に必要な「ガドリニウム」も見つかりました。
一方、泥に含まれるレアアースの濃度は公表されませんでした。
世界の生産のほとんどを占める中国がレアアースへの輸出規制を続けるなか、政府は供給元の多角化を進めています。
海洋研究開発機構は今年2月に日本最東端・南鳥島沖のおよそ6000メートルの海底から泥を回収し、成分分析などを進めていました。
今回、過去の調査でも存在が明らかになっていた希少なレアアースが見つかりシステムの安定的な稼働も確認されたことを受け、海洋研究開発機構は来年2月に本格的な回収試験を実施します。
2027年3月までには、産業化に向けて採算が取れるかなど、採算性を評価する予定です。
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