2025-10-29 配信

鈴木農水大臣 浜通りを視察して復興の現状に理解(福島) 

高市内閣で初入閣した、鈴木憲和農林水産大臣が就任後初めて県内を訪れ、震災と原発事故からの復興の現状に理解を深めました。
鈴木大臣は29日午前、いわき市で県漁連の野崎哲会長らと面会しました。
鈴木大臣は「地元の皆様が感じていらっしゃる、今の現状やこれから国になにをしてほしいと思っているのか、こうしたことについてこれからもコミュニケーションをしっかりとって、国ができることはさらに一歩進んでやらせていただきたいと思っています。」とあいさつしました。
県内の漁業の現状について意見を交わした後は、近くの道の駅の海鮮売り場を視察。
サンマのポーポー焼きやカワハギの刺し身などを試食して「常磐もの」の質の高さや安全性に理解を深めました。
鈴木大臣は「新鮮で、さっきも検査を見させていただきましたけど、本当に漁協の皆さんが安全性ということに対して、これ以上ないくらい頑張って、これに結びつくんだなと感じました。」と感想を話していました。
このあと、楢葉町では町が新たな特産品として力を入れている、サツマイモの貯蔵施設を視察し、地元の農家らとも意見を交わしました。
その中で鈴木大臣は「まだまだ正直言うと、双葉町にしろ、大熊にしろ、浪江の一部にしても厳しい場所がたくさんありますけど、そういう皆さんとも、しっかりと我々最後まで支えて一緒にやっていきたいなと思います。」と述べました。
楢葉町のシンボルでもあるユズの栽培への支援なども要望された鈴木大臣。
「要望をしっかり踏まえて頑張りたい」と応じ、浜通りの農業の復興を後押しする姿勢を示しました。

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