原発事故の影響で、楢葉町に出された避難指示が解除されて５日で10年を迎えました。町内では、この10年間の町の歩みを振り返る企画展が開かれています。
この企画展は避難指示が解除された当時の様子を知ってもらおうと企画されたもので、約１０年前に立命館大学の学生たちが、町の人の声を残すために始めました。避難指示が解除された当時の町の人々の想いなどをパネルにして展示しています。
当時、この企画を立ち上げた西崎芽衣さんは、その後、楢葉町に移住しました。西崎さんは、「見てくださる一人ひとりにもこの１０年の物語があると思う。（見た人が）自分もこの１０年これで良かったんだなって前を向いて、明日から過ごしていただけたら」と話しました。
企画展は、今月１８日まで開かれています。