2025-09-05 配信

県内の最低賃金 78円アップの1033円で労働局へ答申(福島)

県内の最低賃金について、福島労働局の審議会は5日、これまでの最低賃金を78円上回る1033円が望ましいとして、福島労働局に答申しました。
国の審議会では値上げの目安がこれまでで最も高い63円とされていましたが、物価高を考慮してさらに15円上乗せされました。
答申には国に対し小規模事業者や中小企業への支援や、最低賃金の周知と徹底などの要望も盛り込まれました。
福島地方最低賃金審議会の熊沢透会長は取材に対して、「もちろん賃金が上がることによって、ある立場の人は経営上の負担を感じることがある」と述べた上で、「最低賃金近くで働いている人の手取りを少しでも増やすことを最優先にした。そのメッセージを酌んでいただきたい」と話しました。
改定後の最低賃金は今月21日まで公示され、異議が出なければ来年1月1日から適用される見通しです。

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