2025-08-28 配信

コメの増産は「需要拡大が不可欠」 小泉農水大臣(福島)

小泉進次郎農林水産大臣はコメ作りの課題について稲作農家と意見を交わし、政府が舵を切ったコメの増産に向けて「需要の拡大が不可欠」との考えを改めて示しました。
福島市で開かれる政府と県の協議会に先立ち、稲作農家6人との意見交換に臨んだ小泉農水大臣。大臣就任後、県内の農家と懇談するのは2回目です。
この中で小泉大臣は、「皆さんが見ていて感じて、これを直接今国に言いたい、大臣に言いたい、そういったこともあると思うので、遠慮なく最近の状況も聞かせてください。」と話しました。
意見交換は冒頭以外、非公開で行われましたが、厳しい残暑が続く中暑さに強い品種のコメへの切り替えなどが話題に上り、これまでも品種の切り替えを推進する考えを示してきた大臣に対し、農家からは「推進するだけでなく営農方法の指導も必要」と指摘する意見が出たということです。
また、コメ作りを巡る政府の政策が減反から増産へと大転換したことについて小泉大臣は「いきなり新たな方向性と言われても、すぐに対応できるものではないっていう声はその通りで、基盤整備の重要性は共通する面だと思います。結果として増産につながる、そして価格の安定につながる、もちろん米粉とか輸出とか需要拡大のことが不可欠でありますけども、説明をしながら丁寧にこの課題を乗り越えていければと思っています。」と述べました。

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