１４日朝、下郷町の川沿いで、作業していた男性２人がクマに襲われてけがをしました。

■遠藤百恵記者リポート
「環境調査のため訪れていた男性２人は、こちらの川に下りたところをクマに襲われたということです」

警察などによりますと午前８時半ごろ、下郷町湯野上の川沿いで、環境調査をしていた３０代の男性２人が体長およそ８０センチのクマ１頭に襲われました。

２人は太ももや手首をかまれて病院に搬送され、命に別状はないということです。

警察が駆け付けた時にはクマの姿はなく、猟友会と周辺を警戒しましたが、クマは見つかっていません。

地元の人たちからは、現場の川沿いはクマがよく現れる場所だったという声も。

■近隣住民
「向こう側から下りて、川を渡って、こっちに来るっていう感じですね」
「川向いのあそこらへんも木の上にいるところ、こっちから見えたこともあるし」

県内では今年度、クマの目撃情報が過去最多ペースで推移し、けが人も出ていることから、県は中通りと会津の「ツキノワグマ出没特別注意報」を９月まで延長し、屋外で活動する際には、クマに出会わないよう注意を呼び掛けています。