2025-07-11 配信
シリーズ参院選? コメを巡る課題に福島の農家は(福島)
国見町の農家持地良太さん(35)「白い精米されたコメになるまでは結構時間と労力がかかっている。そこらへんまでしっかり分かってもらえるとこっちも報われますよね」
国見町の農家、持地良太さん。
母親の実家で200年以上続く農家の6代目として、4年前に農業を始めました。
持地さんはおよそ3.5ヘクタールの田んぼでコメを作っていますが、面積の半分以上が来年植える種を確保するために収穫するコメです。
持地良太さん「この種が皆さん、農家に渡って、それぞれ田んぼでコメを作って、(消費者の)皆さんに届くという。ここで失敗するとみんな困っちゃうんでね」
この日は、伊達市梁川で30℃以上の真夏日を観測。
秋の収穫に向けて、天候に合わせて作業をする、気を抜けない日々が続いています。
持地良太さん「水不足でお米が駄目になっちゃうとか。日差しが強すぎて倒伏しちゃって収量がさがっちゃうとか。そういうのが今後なければいいのかなと」
令和の米騒動と言われるほど、流通量が不足しているコメ。
普段、JAなどにコメを出荷している持地さんの元にも卸売業者から「コメを売ってほしい」と電話がかかってきました。
持地良太さん「西日本から電話が来て、100袋(売った)。『北は北海道まで回ってるんです』って」
「たぶん卸業者とか仲卸さんって、1年間で契約でいろんなところに出荷しているとおもうんですよ。なので今回みたいに急にコメが無くなっちゃうと、年間通して契約の量が確保できなくなるので、かなり焦っていたと思う。」
コメの流通の円滑化を目的としては、初めて放出された「政府備蓄米」。
昨シーズンは、コメの生産量が前の年から約18万トン増えた一方、集荷業者に渡った量は約23万トン減少。市場に出回らずにスタックしていると指摘されていました。
持地良太さん「流通経路の透明性っていうのはこちらも早急に対応してもらえるのが、滞りなく流通できるのかなと思う」
持地さんはこれまで、コメの生産量を調整する減反政策に従い、一部で飼料用のコメを作っていましたが、2025年は全て主食用米に切り替えました。
持地良太さん「やっぱりコメ不足と騒がれているし、知り合いからもコメ譲ってくれとすごい問い合わせも多いので」
一方、コメの販売価格を巡る課題も。
全国のスーパーで販売されているコメの平均価格は、5月に過去最高の5キロ当たり4千285円まで上昇。その後、小売業者との備蓄米の随意契約が始まり、6月中旬には約3,800円まで値下がりしました。
持地良太さん「食べる人が困ってたんじゃ、高くて買えないとか。コメ食べないから他の食べ物にしちゃおうとかいう米離れが起きるよりは良かったのかなと思います」
「作る側と買う側で双方ちゃんと納得できる値段があると思うので、その値段まで下がることに対しては個人としては全く問題ないと思っている」
コメ不足解消と、適正な販売価格について、それぞれの候補者の考えは。
■参政・新大山里幸子候補「コメの価格としましてはこれ以上下げるべきではないと思います。減反政策は即座にやめて、今まで使われなかった田んぼを元に戻すのには数年かかって大変なんですけど、そういったことも国主導で米が作れるように戻して そしてまたコメ農家さんもですね、公務員・準公務員というような扱いにして、所得補償をしていく、こういったことが大事なんじゃないかと」
■諸派 越智寛之候補「一番最初に決まるのは、その農家さんがどれだけの利益を確保するかという風に思うんです。基本的な経済原理の中で価格っていうのは決まっていくべきだと思うので。それが例えば高すぎるっていうのであれば、そこには例えば補助金をつけて、価格を数%でも下げてあげるというやり方が僕は本流だと思います」
■自民 森雅子候補「大体ですね、3500円ぐらいを目指すっていう風におっしゃっています。やはり消費者にはより安くお手元に届きたいですけど、一方で、やはり生産者、農業者の皆さんが、やはりそこで再生産できる持続可能な価格にしなければいけませんので。食料安全保障という面から見ると、やはり国内でしっかり自給率を上げていかないと。」
■立憲・石原洋三郎候補「農家の方々が やっていけるな と思えるような農業をつくっていくことが大事でありまして、そのために今度、食農支払制度と、戸別補償制度のバージョンアップ版ですけれども、農地に着目した食農支払制度を訴えている。農家の方々が安心してどんどんお米を作れるような態勢を作って、そういう中で消費者の方々には適切な価格で供給されるということが大事かなと」
■無所属・遠藤雄大候補「まず今の高すぎた価格を低下させる。離農される方が増えてしまうと供給が出来なくなってしまうということで、これはなんとしででも避けなければいけないこと23ということがありますので。所得をとりあえず確保できるような政策っていうことがまず第一なんじゃないかなと思いますね」
国見町の農家、持地良太さん。
母親の実家で200年以上続く農家の6代目として、4年前に農業を始めました。
持地さんはおよそ3.5ヘクタールの田んぼでコメを作っていますが、面積の半分以上が来年植える種を確保するために収穫するコメです。
持地良太さん「この種が皆さん、農家に渡って、それぞれ田んぼでコメを作って、(消費者の)皆さんに届くという。ここで失敗するとみんな困っちゃうんでね」
この日は、伊達市梁川で30℃以上の真夏日を観測。
秋の収穫に向けて、天候に合わせて作業をする、気を抜けない日々が続いています。
持地良太さん「水不足でお米が駄目になっちゃうとか。日差しが強すぎて倒伏しちゃって収量がさがっちゃうとか。そういうのが今後なければいいのかなと」
令和の米騒動と言われるほど、流通量が不足しているコメ。
普段、JAなどにコメを出荷している持地さんの元にも卸売業者から「コメを売ってほしい」と電話がかかってきました。
持地良太さん「西日本から電話が来て、100袋(売った)。『北は北海道まで回ってるんです』って」
「たぶん卸業者とか仲卸さんって、1年間で契約でいろんなところに出荷しているとおもうんですよ。なので今回みたいに急にコメが無くなっちゃうと、年間通して契約の量が確保できなくなるので、かなり焦っていたと思う。」
コメの流通の円滑化を目的としては、初めて放出された「政府備蓄米」。
昨シーズンは、コメの生産量が前の年から約18万トン増えた一方、集荷業者に渡った量は約23万トン減少。市場に出回らずにスタックしていると指摘されていました。
持地良太さん「流通経路の透明性っていうのはこちらも早急に対応してもらえるのが、滞りなく流通できるのかなと思う」
持地さんはこれまで、コメの生産量を調整する減反政策に従い、一部で飼料用のコメを作っていましたが、2025年は全て主食用米に切り替えました。
持地良太さん「やっぱりコメ不足と騒がれているし、知り合いからもコメ譲ってくれとすごい問い合わせも多いので」
一方、コメの販売価格を巡る課題も。
全国のスーパーで販売されているコメの平均価格は、5月に過去最高の5キロ当たり4千285円まで上昇。その後、小売業者との備蓄米の随意契約が始まり、6月中旬には約3,800円まで値下がりしました。
持地良太さん「食べる人が困ってたんじゃ、高くて買えないとか。コメ食べないから他の食べ物にしちゃおうとかいう米離れが起きるよりは良かったのかなと思います」
「作る側と買う側で双方ちゃんと納得できる値段があると思うので、その値段まで下がることに対しては個人としては全く問題ないと思っている」
コメ不足解消と、適正な販売価格について、それぞれの候補者の考えは。
■参政・新大山里幸子候補「コメの価格としましてはこれ以上下げるべきではないと思います。減反政策は即座にやめて、今まで使われなかった田んぼを元に戻すのには数年かかって大変なんですけど、そういったことも国主導で米が作れるように戻して そしてまたコメ農家さんもですね、公務員・準公務員というような扱いにして、所得補償をしていく、こういったことが大事なんじゃないかと」
■諸派 越智寛之候補「一番最初に決まるのは、その農家さんがどれだけの利益を確保するかという風に思うんです。基本的な経済原理の中で価格っていうのは決まっていくべきだと思うので。それが例えば高すぎるっていうのであれば、そこには例えば補助金をつけて、価格を数%でも下げてあげるというやり方が僕は本流だと思います」
■自民 森雅子候補「大体ですね、3500円ぐらいを目指すっていう風におっしゃっています。やはり消費者にはより安くお手元に届きたいですけど、一方で、やはり生産者、農業者の皆さんが、やはりそこで再生産できる持続可能な価格にしなければいけませんので。食料安全保障という面から見ると、やはり国内でしっかり自給率を上げていかないと。」
■立憲・石原洋三郎候補「農家の方々が やっていけるな と思えるような農業をつくっていくことが大事でありまして、そのために今度、食農支払制度と、戸別補償制度のバージョンアップ版ですけれども、農地に着目した食農支払制度を訴えている。農家の方々が安心してどんどんお米を作れるような態勢を作って、そういう中で消費者の方々には適切な価格で供給されるということが大事かなと」
■無所属・遠藤雄大候補「まず今の高すぎた価格を低下させる。離農される方が増えてしまうと供給が出来なくなってしまうということで、これはなんとしででも避けなければいけないこと23ということがありますので。所得をとりあえず確保できるような政策っていうことがまず第一なんじゃないかなと思いますね」