会津若松市 一部の水道水から異臭 原因は?

2026/10/20 19:43
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シェアの取材班が訪れたのは、会津若松市内のお宅です。

一見、普通の水道水に見えますが…

「匂ってもらってもいいですか?ほんの少し違和感があるくらいですかね」

会津若松市では東山浄水場から供給されている市内およそ60地区の水道水で異臭が発生しています。

その数は市内全体のおよそ3割にあたります。

【会津若松市民】「職場で麦茶を作る事があり、その時にちょっと臭いが気になった」

最初に臭いに関する指摘が寄せられたのは10月5日。

先週から、その数が急増し、市の水道局も対応に追われています。

【水道局の担当者】「活性炭という炭を砕いたものを使いながら、臭いを吸着させて臭いをとる作業を強化している」実は、この地域で水道水から異臭が発生するのは、今回が初めてではありません。

【会津若松市民】「春先とかたまに気になる時があったので、気のせいではなかったんだと感じている。」

なぜ繰り返し異臭が発生するのか。

その原因とみられるのが、水中の微生物などがつくり出す臭いの物質です。

【水道局の担当者】「水道水の原水。処理前の水に含まれる自然由来の物質ですね。臭気物質。」

2-MIBという物質が異常発生したと」

【内田アナリポート】「水源となっている東山ダムです。ダム湖には多く水が貯められています。」

東山浄水場の上流では、例年、春先や秋口にこの微生物が増殖しやすく、今年は特にその発生量が多いということです。

【日本大学中村玄正名誉教授】「2MIBというのはアナベナという種類の植物プランクトンが発生させる物質というふうに考えていいかと思います。」「ある濃度以上になってしまうと、人間が(においを)感知する」

この物質の濃度は、通常1リットルあたりおよそ2ナノグラムですが、現在は8ナノグラム程度。

水質基準の10ナノグラムを下回る数値ではありますが、通常のおよそ4倍に増えています。

この微生物が異常発生した背景にはこの秋特有の気象条件があると考えられます。

【日本大学中村玄正名誉教授】「ダムですから閉鎖水域・あとは窒素・リンが入ってくる。そして太陽の光があたる。」「日照が例年より強かったかというと、たしかに暑い時期が結構長かったかもしれませんね。」

10月上旬の会津若松市の日照時間は平年の約1、5倍で微生物が発生しやすい条件を作り出した可能性が高いといいます。

【日本大学中村玄正名誉教授】「季節的に植物プランクトンがいなくなれば、自動的に発生しなくなるかと思うんですけど、長ければ2ヶ月くらいあるかもしれない」【会津若松水道局の担当者】「匂いに対しては無害なので、気になる方は水を煮沸して」「使っていただきたいと思います。」

現時点で健康被害の報告はなく、市は引き続き、水質検査を行うとともに対策を強化したいとしています。

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