千葉で深刻な爪痕…長引く被害 台風26号接近へ備え急ピッチで復旧 二次被害リスクも
2026/9/26 09:36台風25号から息つく間もなく、台風26号が列島に近づいてくる見込みです。深刻な被害が出た千葉県では備えを急いでいますが、26日も秋雨前線の影響で雨となりそうで警戒が必要です。
■深刻な爪痕 停電も続く
人気の観光地・養老渓谷につながる、唯一の線路・小湊鉄道。崖崩れにより、線路が浮いた状態に…。とても列車が走れる状態ではありません。
壊滅的なのは、交通インフラだけではありません。
養老渓谷観光協会 秋葉保雄会長 「電気が来ていないので手動」 「停電です」
停電が続く旅館の中は、真っ暗です。
「停電でストックしている食材が全部ダメになると、60~70万円の食材ロスになる」
■決壊印旛沼 復旧急ピッチ
いまだ広範囲にわたり、冠水被害が出ている印旛沼周辺。近くを流れる長門川周辺の通常時の写真です。
決壊したのはこの辺り。3日前は田んぼが見えなくなるほど冠水していました。25日は水位が下がり、田んぼが見えていますが、いまだ大量の水が残っています。
こうした中、25日に堤防の復旧工事が始まりました。
国交省の担当者 「台風26号の接近も予報があるので、24時間施工で台風到達までに完了させたい」
23日に発生した台風26号は来週にかけて日本の南へ進む予想で、本州付近に停滞する秋雨前線を刺激する恐れがあり、今後の雨に警戒が必要です。
国交省は復旧をいち早く進めるため、千葉県などと「チーム印旛沼」を結成。ポンプ車を30台にまで増強して排水を行うなど、1週間程度での復旧を目指して対応にあたります。
■電柱倒れ携帯不通 断水も
一方で、復旧の見通しがたたない場所もあります。
木更津市の住人・鈴木良治さん(81)が今、困っているのが…。
「電柱が倒れてから、電波が来なくなった。固定電話も使えない。携帯も使えないでしょ。連絡がつかないんですよ」
離れて暮らす子どもたちに無事を伝えられないのです。しかし、肝心の電柱はこの状態です。
木更津市の担当者 「こういったものが何カ所か、土砂崩れがあるみたいで」
今も断水が続いている市原市。解消できない理由は、送水管の損傷と道路の崩落で、浄水場に職員がたどり着けないからです。
「(Q.また台風26号も…)大変ですよね。(雨で)道路も通れなくなると孤立しちゃうので」
■二次被害のリスクも
さらなる雨は、二次被害のリスクもあります。
JR東日本 千葉事業本部長 三島大輔氏 「JRになってから最大規模の被災ではないかと」
JR内房線は、姉ケ崎駅から木更津駅まで復旧に少なくとも3カ月程度かかる見込みです。
「水分を多く含んで、不安定な土砂がまだまだある。これがさらなる降雨によって、さらに崩れてくるリスクはある。危険な場合には作業を止めて、安全な状況になってから作業を再開することもある」
(2026年9月26日放送分より)





