【特集】利用者の「やってみたい」をサポート デイサービス施設の取り組み
2026/9/24 13:20麻雀に、日曜大工。カラオケや囲碁・将棋まで――。
ここは、郡山市にあるデイサービス施設です。
この施設の特徴は、1日に2回設けられた「自由時間」。何をするかは、利用する人が自分で決めます。
【利用者】
Q.今からなにをする?
「麻雀」
「賭けません。眼鏡はかけているけど」
健康麻雀に参加している人たちの年齢は…
【利用者コメント】
「77歳でしょ、78歳、80歳、96歳」
自由時間に見せる表情はいきいきとしていて、年齢を感じさせません。
【デイサービスHAT 古川晃介護部長】
「その当時は、趣味特化のデイサービスってなかったので、やっぱり施設の流れに囚われたくないとか、自分の好きなことをやりたいっていう人が結構多くいたので」
このデイサービスが誕生したのは10年前。
当時はあまり見られなかった「趣味」に特化したデイサービスの先駆けでした。
介護サービスを受けるだけではなく、これまで続けてきた趣味や、新しく始めたことを楽しむ。
そんな時間を大切にしてきました。
中でも利用する人が増えているのが「健康麻雀」です。
【利用者】
「こういうところにたまに来て、みんなと接して頭使って麻雀って奥が深い」
牌を指先でつまみ、次の一手を考える。
手先と頭を使うことから、認知症予防への効果が期待されるということです。
【利用者】
「結局、指先とか頭使ってボケ防止、一日こういうところで楽しんで」
他にも人気なのが――
日曜大工です。
こちらも、手先を使って自分の手で物を作り上げていきます。
ただ、工具を使う作業にはけがをしてしまう恐れもあります。
そこで――
職員がそばにつき、安全を確認しながら作業をサポートします。
【利用者】
「(日曜大工は)面白い。出来上がった時が、ハッとこうなる(楽しい)」
「やっぱり家でボーっとしているよりいいと思う」
「(ここに来るのが)楽しみ。きょうはどんな仕事をするのかなという気持ち」
「やってみたい」という気持ちを、後押しできる環境を整えています。
【デイサービスHAT 古川晃介護部長】
「利用者にあったサービスを(選んでもらう)。運動が必要な方であったら、運動の(出来る)デイサービス。脳の活性化とか、その人に楽しみを与えたいっていう家族の人であれば、趣味活動に特化したデイサービスの利用を考えてもらえると、その利用者の生きがいが作れると思う」
利用者が自分で選んだ「好きなこと」が、日々の楽しみになっています。
【利用者】
「91歳です。近くに将棋とか囲碁とかやる人がいないから、デイサービスに来れば相手してくれる人がいるかと思って通い始めた」
「本当は毎日(ここに)来たいが、今は週に1回楽しみにしている」
介護を受けるための場所から、自分らしく過ごすための場所へ。
趣味を楽しむ時間が、高齢者の「生きがい」につながっています。
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