兄の背中を追い続けて―学法石川 兄弟で歩んだ甲子園への道

2026/7/27 18:22
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東日本国際大学付属昌平が初の甲子園出場を決めた夏の高校野球福島大会決勝。

涙を飲んだ学法石川には兄の背中を追い続け、夢の舞台を目指した選手がいました。

甲子園まであと一勝。試合前のグラウンドを、誰よりも熱い思いで見つめる人がいました。

学法石川・小宅海叶選手の2歳上の兄・善叶さんです。

幼稚園の頃からボールを握り、小学1年生で本格的に野球を始めた小宅選手。

石川義塾中学。そして、学法石川高校。

兄が学んだ佐々木監督のもとで、兄と同じように甲子園を目指しました。

【兄:小宅善叶さん】
「弟とずっと一緒に野球やってきて自分が甲子園行った時も応援してくれていたんですけど自分でもあの舞台に立ちたいと学石に入ってきて」

2年前。兄・善叶さんは、春のセンバツで甲子園に立ちました。

小宅選手にとって、あの日の兄の姿は憧れでした。

自分もあの場所へ。その夢を追い続けてきました。

決勝当日、善叶さんは小宅選手に一通のメッセージを送っていました。

【兄:小宅善叶さん】
「いつも通り泥臭くやってくれればと思います」

兄と同じ聖地の土を踏むために。

頂点まであと1勝。

1回、学法石川の先発・内野は1アウトから連打を浴び、昌平の四番・緑川には右中間を破られ先制を許します。

その裏、3点を追いかける学法石川は、2アウトランナー2塁のチャンスで4番・指名打者の湯座。

レフトの頭を超える一打ですぐさま1点を返します。

その後は両チームとも得点を重ね、試合は打撃戦の様相に。

7-3と学法石川4点ビハインドで迎えた5回。

1点を返し、さらにチャンスで小宅に打席が周ります。

画見せスタンドで祈る兄。

レフトへのタイムリーヒット。

兄の目に映るのは、頼もしい弟の姿。

それでも王者・聖光を倒し勢いに乗る昌平の圧力に徐々に点差を広げられます。

最終回、その差は4点。

ツーアウト2塁の場面で打席に立ったのは小宅選手でした。

2本目のタイムリーヒット。小宅選手、意地の一打でした。

しかし、あと一歩、甲子園には届きませんでした。

【小宅海叶選手】
「夏の甲子園という難しさを改めて実感しました。兄の決勝を見た夏、どうにか自分たちの代で甲子園行こうとずっと仰ってたんですけどああいう形で負けてしまったのでものすごく悔しいです。」

【兄:小宅善叶さん】
「悔しいの一言ですね。その最後の意地っていうのが本当にみんなが見せてくれたと思う」

兄と再会試合が終わっても、涙を見せなかった小宅選手。

張り詰めていた気持ちがほどけたのは、兄の顔を見たときでした。

【小宅海叶選手】
「感謝伝えたい人はやっぱり一番は兄ですね」
「常日頃、試合前とかLINEをくれて自分も強い気持ちで試合に行けたのでやっぱりありがとうことを一番伝えたいかなって思っている。」

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