迫る土用の丑の日!温泉水で育てるウナギとは?

2026/7/23 19:53
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 今後の価格に影響を与えるかもしれないウナギを発見しました。キーワードは「温泉育ち」です。

■まもなく土用の丑(うし)の日

 たっぷりとタレを塗って、じっくりと焼きます。うな重を頬張りたくなる時季の到来です。

 千葉・成田市の老舗うなぎ店は、土用の丑の日を前ににぎわいます。

上町 菊屋 石橋真衣子女将 「仕入れ値は、微々たるほどだが下がっている」

 都内のスーパーでは…。

角上魚類小平店 曽野祥之店次長 「売り上げがうなぎのぼりで大変ありがたい」

 今年は、去年よりウナギが安く食べられるかもしれません。

50代の人 「値段見ました。国産にしては安いかなと」

角上魚類小平店 曽野祥之店次長 「一番大きなサイズで1枚2300円、その次のサイズで1枚1700円。去年、ウナギの稚魚が非常に多く取れている。去年の1~2割安く販売できている」

 今年のうなぎの卸売価格は、去年の6月に比べておよそ1600円も安くなっています。

■きょう初出荷“下呂ウナギ”

 そうしたなか、変わった養殖方法に注目が集まっています。その場所が“日本三名泉”として知られる岐阜県下呂市です。下呂駅から車で30分ほど行くと温泉施設でしょうか、営業している雰囲気はありません。

 ここでウナギを養殖しているという伊藤通康さんです。

ウナギを養殖 伊藤通康さん 「コロナで辞めて使われなくなった日帰り温浴施設となっています」

 中に入ると…。

ウナギを養殖 伊藤通康さん 「(Q.風呂場ですね?)そうです。元々は風呂場。我々が立っている下はタイル張り、浴槽が元々あった場所」

 “寝湯”や“全身浴”など、風呂場の名残が至る所に。その風呂場だったこの場所を、ウナギの養殖場に変えてしまったのです。

ウナギを養殖 伊藤通康さん 「これは実は源泉かけ流しなんです。温泉のお湯が直接出ていて、そのまま魚の水として使う」

 ここで育てられているのは、下呂温泉の源泉をそのまま利用した“温泉ウナギ”。3年前から温泉で養殖を始めたそうです。

■なぜ温泉で養殖 メリットは?

 温泉で育てることには、コスト面でメリットがあるといいます。

 ウナギの適正温度は25℃から30℃ほど。温泉水であれば、安定してこの温度を保つことができます。

“温泉ウナギ”を養殖 伊藤通康さん 「普通の養殖場は、川、湖、地下水から温度の低い水を引く。それをボイラーで加温。その分のコストはかかってない。(今後は)安く出せるのでは」

 温度管理の必要がなく、コストカットにつながるといいます。さらに…。

“温泉ウナギ”を養殖 伊藤通康さん 「大きい、大きいです。市販のウナギより、ちょっと大きめになっている。脂が乗って柔らかくて、おいしかったと言ってもらえるのでは」

 “成長が早いこと”、そして“よく太ること”。これが温泉による効果なのかどうかはまだ分かっていませんが、今後への期待が高まります。

 そして23日、3年をかけて作ってきた“温泉ウナギ”が初めて岐阜・高山市内のお店で販売を開始しました。

うなぎ居酒屋 兜 伊藤豪琉店主 「重量が全然違う。ずっしりしている」

 味を確認すると…。

うなぎ居酒屋 兜 伊藤豪琉店主 「食べ応えもあるし、柔らかいのでおいしい」

 今後は年間で8000尾ほどの出荷を見込み、地元の飲食店などを中心に販売していくということです。

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