800年余りの歴史をつなぐ 和装が堪える暑さの中で…会津田島祇園祭の呼び物「七行器行列」
2026/7/23 18:28800年以上の伝統を誇る夏の風物詩です。
「日本一の花嫁行列」と言われる七行器行列が行われました。暑さや担い手不足など時代の変化に合わせながら伝統をつないできました。
【樋口陽一キャスター】 「まもなく七行器行列が始まるということで、いま行列が並び始めています。みなさん和装、厚く着込んでいます。」
美しい花嫁姿に身を包んだ女性たちが行列を織りなす圧巻の光景。南会津町で23日朝行われた七行器行列。毎年7月22日から24日の3日間行われる、会津田島祇園祭の呼び物です。
【地元の人】 「毎年見ています、きれいなお嫁さんばっかりで。」
「きょうは涼しくて良かったです。着ている方もいいと思います。」
花嫁姿の女性が列を作り行器と呼ばれる入れ物にお神酒や赤飯、サバを入れ神社まで運び五穀豊穣などを祈ります。
始まりは鎌倉時代とされ800年以上の間、御党屋と呼ばれる地域の代表の住民が毎年交代で運営しながら大切に受け継いできました。
【樋口キャスター】 「朝8時の南会津町です。いま湿度は70%を超えています、涼しさは感じますがムシムシとした暑さを感じる状況です。」
真夏日となった22日に比べ気温は低くなりましたが、熱中症を予防することを目的にした暑さ指数は午前9時の段階で24・1の「注意」。湿度も高く、警備をする人はファン付きのベストを着用。また観客はハンディファンやネッククーラーを使い暑さ対策をしていました。
【見物客】 「思っていたより過ごしやすくて見やすかったです。」
「例年は晴れているともう暑くて、花嫁さんたちかわいそうなぐらいになっちゃうんで。」
行列を彩る花嫁衣装は、何枚も重ね着をする着物や大きなカツラ。暑さに耐えながら500mほどの道のりを歩き終えた花嫁は。
【行列した人】 「もこもこなんで、中は。暑い。去年ほどじゃないっていうんで、良かったとは思うんですけど、それでも暑いです。」
「けっこう和服とかも着こんでいて、歩くのがけっこう大変だなと思っていたんですけど、それを何年もの間いろいろな人がやってきたっていうのがすごいなって。ほんと尊敬します。」
消防によりますと祭りに参加していた20代の女性が熱中症の疑いで病院へ搬送されました。
厳しい暑さの他に、2027年からは担い手確保などの理由から、開催日が3連休に変わる会津田島祇園祭。華やかな衣装といった部分は守りつつ、時代に合わせながら伝統を繋いでいきます。
【運営担当・本町下側御党屋組・荒川真彦代表】 「暑さについては、どんどんどんどん暑くなってきているので。どんな工夫していかなければいけないかを考えていかないと。800有余年って数字を聞くと、途絶えさせるわけにはいかないなって、大変さはありますけども、それはすごく感じます。」





