2026-06-09 配信

「いわきにクマはいない」はいまや昔 歴史研究家「都市伝説はもう通用しない」(福島)

地域歴史研究家 小宅幸一さん
「いわきではまずクマはいないという意識で前提で生活してたので、そういった資料は(ほとんど)ない。だからそれは危険だとかなんかって身に迫ってくるような感じの生活をしてないですからね」

こう話すのは、地域歴史研究家でいわき市の歴史に詳しい小宅幸一さんです。

これは、1971年にいわき市平にある松ヶ岡公園で撮影された写真。

サルやシカのほかクマが飼育されていました。

地元の小学生などがクマを興味深そうに見ている様子が伺えます。

地域歴史研究家 小宅幸一さん
「来た方に楽しんでもらおうと、そういう楽しんでもらおうというのがクマを対象とした見方でしたよね」

「楽しく見る動物」としていわき市民に親しまれていたクマでしたが、その後は姿を消しました。
地域歴史研究家 小宅幸一さん
「都市伝説でね、よくこう、いわきにはクマは来ないもんだと、阿武隈高地は越えられないんだと言うんでよく言う人がいますけども」

いわき市では2025年7月に川前町で初めてクマを確認。

6月3日には沿岸部の住宅街を走るクマの映像が撮影されるなどこれまでに4件が確認されています。

地域歴史研究家 小宅幸一さん
「それはもう消えるしかない、伝説はね。もうそれどころじゃない。昨今の状況はね。あんだけ出没してますからね」

クマの行動範囲がいわき市にまで広がっている背景は…

福島大学食農学類 望月翔太准教授インタ
「背景はやはり人の生活の違い。人口減少で人が少なくなっていますよと。(人間の)圧力も無くなって、河川の管理も含めてやぶも沢山出てきていますよと。昔よりも隠れながら移動が出来ていますので、そういう中でこれまで行ったことも無いような場所も含めて、最終的には阿武隈を超えたとみられる。」

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