柔道の阿部詩選手が喜多方市で講演し、中学生にエールを送りました。
柔道着姿の阿部選手に歓声を上げたのは、喜多方市立第二中学校と会北中学校の生徒たち。２０２６年４月の統合で新たなスタートを切るのを記念し、柔道経験者の校長が知り合いの伝手をたどって招きました。
世界選手権を５回制し、東京オリンピックでは５２キロ級で金メダルを獲得した阿部選手。意志を強く持つことの大切さを伝えました。
兄・一二三選手との仲の良さについて聞かれた阿部選手は「尊敬する部分を持つと、ムカッとすることがなくなると思うので、ちょっとだけでいいんで尊敬する部分を探してみてください」と秘訣を話しました。
阿部選手が柔道の技を披露する場面もあり、金メダリストの切れのある動きに生徒たちは圧倒されていました。
「すごい思い出になりました」と目を輝かせた生徒たちは、世界を相手に戦うトップアスリートとの交流を通して、目標に向けて努力を積み重ねる大切さを実感していました。