2025-10-17 配信

俳優・西田敏行さん逝去から1年 郡山市の母校で西田さんを偲ぶ式典 (福島)

郡山市出身の俳優・西田敏行さんが亡くなって、17日で1年。
西田さんの母校である郡山市の小原田中学校では、西田さんを偲ぶ式典が開かれました。

2024年10月に亡くなった西田さん。
西田さんは、俳優を目指し東京の高校へ進学したため、同校で古里での最後の学校生活を過ごしました。
東日本大震災の発生後は何度も県内を訪れ、福島の人々を勇気づけました。

17日は、全校生徒や保護者のほか、招待された西田さんの同級生も出席。
体育館で黙とうを捧げた後、震災があった2011年に、西田さんが古里への思いを込めて発表した曲「あの街に生まれて」を全員で歌いました。

生徒の一人は「歌っている時に、古里の事とか学校生活の事とかが浮かび上がってきて心にグッときた」と話しました。

さらに、17日は、生徒たちが西田さんの同級生などから話を聞き、西田さんの人生から学んだことを発表。

同級生から、西田さんが「仕事で忙しくても地元の友達と過ごす時間を大切にしていた」という話を聞いた生徒は、「友達とか仲間を大切にする所が(心に)残った」と感想を話しました。

一方、同級生らからも西田さんを偲ぶ声が。
同級生の一人は、「西田君の思いでいっぱいですね。また会えたかなという感じ」と懐かしみました。

小原田中学校では、今後も西田さんの生き方について学ぶ機会を作っていくとしています。

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