2025-08-29 配信

連日ブドウ盗難の被害に悲鳴… 福島市の観光果樹園(福島)

福島市の観光果樹園で、収穫を控えたブドウが毎日のように盗まれていることが分かりました。
「きのう22房、きょうも同じくらい盗られちゃったんで…」と嘆くのは福島市のフルーツライン沿いにある観光果樹園の担当者。狙われたのは収穫を間近に迎える「巨峰」です。
盗まれたブドウの木の枝にはハサミで切られたような跡。地面に落ちているのは、ブドウの実を強い日差しから守る傘。犯人が盗む際に捨てて行きました。
果樹園が最初に被害を確認したのは8月19日。
ブドウは29日朝も盗まれていて、10日ほどの間に6回も盗まれたといいます。
被害が続いたことから途中で防犯用のネットを張ったものの犯行を食い止めることは出来ていません。
犯人は夕方から朝にかけての人がいない時間帯に侵入しているとみられ、これまでに100房ほど、約12万円相当のブドウを持ち去っています。
果樹園の担当者は「今年は色も結構黒くなって、いい感じで出来てるから余計ちょっと悔しいんですよね。今まで盗られたことないのに、なんでここに来て今年になって立て続けに盗られるのかなっていうのはちょっと不満なところですね。」と悔しさを募らせていました。
卑劣な犯行が繰り返される事態を受け、果樹園は警察に連日被害届を出し、防犯カメラを設置する準備も進めています。
警察も窃盗事件として捜査するとともに、周辺のパトロールを強化して警戒を強めています。

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