湯川村では平安時代に起源があるとされる伝統の念仏踊りが披露され、参拝する多くの人でにぎわいました。

およそ１千２００年前の創建と伝わる湯川村の勝常寺。
国宝の仏像も残る由緒ある寺の境内で、毎年４月２８日に奉納されているのが勝常念仏踊りです。
先祖への感謝を込め豊作を願う踊りは県の重要無形民俗文化財にも指定されていて、地元の小学生も太鼓や笛の演奏で参加しています。

参加した小学生
「練習が難しかったけどうまくできて良かったです」

保存会・齋藤信一郎会長
「（後継者が）少なくなっているのが心配だが、これからいろんな年代の人に参加してほしい」

一度は途絶えたものの、地域の保存団体によって復活し、歴史を重ねてきた念仏踊り。
他の伝統行事と同じように後継者不足という課題は残るものの、今年も未来の担い手たちがその伝統を受け継ぎました。