“安さの象徴”に変化 ユニクロ、ソックス3足990円終了へ
2026/10/20 20:27「安い」が当たり前だったものにも、値上げの波がきています。3足990円のくつ下など、身近な“安さの象徴”が変わり始めています。私たちの暮らしに広がる変化を取材しました。
■ソックス3足990円終了へ
40代 「Tシャツ(買いました)790円」 「デニムを買いました。お値段見てなかった…この価格でずっといってもらえれば」
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは、看板商品の一つ、3足990円の靴下を終了。まとめ売りをやめ、1足390円で販売することを決めました。
また、商品を全体的に4%値上げするといいます。
ファーストリテイリング 柳井正社長 「値上げをうちだけが避けるってことはできない」
値上げの理由は、原材料費や物流費の上昇、そして円安です。
今、ユニクロだけでなく、安さが売りの企業が次々と看板商品の値上げに踏み切っています。
20代 「(Q.値上げ実感したものは?)パンが100円から200円になった。赤ちゃんが生まれたばかりであまり節約できない」
40代 「(Q.最近値上げを実感した買い物は?)外食行って『500円で済ませられたら』という感覚が全くなくなった。マクドナルドでも(500円で)普通に買えたし、ラーメンとかも今はもう1000円持って行かないといけない感じ」
■デフレ時代の味方に異変
2002年、デフレ真っただ中の日本では、ハンバーガーは1個59円、チーズバーガーも79円まで価格が下がりました。
しかし、それから24年が経った今年2月の価格改定では、チーズバーガーは240円となりました。
デフレ時代、働く人の味方だった松屋の牛めしは290円でしたが、先週から並盛1杯480円です。
客を呼び込む、いわば“目玉商品”の値上げに踏み切った各社。その背景には何があるのでしょうか。
消費経済アナリスト 渡辺広明さん 「今までは大量に仕入れて大量に売って、効率化で成り立っていたが、様々な環境で値上げせざるを得ない。消費者は平成以降のデフレ経済に慣れているので、それを値上げすると消費者が離れる可能性があるが、値上げに踏み切らざるを得ない状況まで追い込まれて今回の値上げにつながっている」
渡辺さんによると、企業努力が限界近くまで来ているがゆえの値上げだといいます。
看板商品「ミラノ風ドリア」を300円から320円に値上げしたサイゼリヤ。理由については「当社の努力不足により、食材の不足や原価上昇を吸収できない事態」としています。
ユニクロも今年の秋冬商品について、「企業努力だけで原価の上昇を吸収することが難しいため」の値上げとしていますが、状況によって値下げする商品もあるとしています。
値上げが続く時代、消費者としては何を基準に買い物をするべきなのでしょうか。
60代 「目立つ色、複雑な形のもの(服)は買わない。生き死に関わるところではないところで削っていかないと」
消費経済アナリストの渡辺さんは、今後について…。
「これからも諸外国と同じく価格は上がっていく方向。価格が上がることに慣れていく必要がある」
下がることは期待せず、何にお金を使うか、どう消費するか、選択消費を意識してほしいとしています。





