存続危機”流鏑馬”を未来へ 大学生が探る“活路とは”
2026/8/20 10:40800年以上にわたって受け継がれてきた、古殿町の「流鏑馬」。
担い手不足などによって存続の危機に直面するなか、意外な助っ人が村を訪れました。
流鏑馬で走る馬が飼育されている古殿町の厩舎です。
【内田智之アナウンサー】
「馬が飼育されている厩舎を訪れたのは、関東地方の大学生たちです。間近で馬と対面してます」
馬を走らせながら、次々と矢を放つ「流鏑馬」。
県の重要無形民俗文化財にも指定され、古殿町で800年以上にわたって受け継がれてきました。
しかし、流鏑馬から離れる若い世代も多く、その存続が危ぶまれています。
【古殿流鏑馬保存会 水野正男さん】
「若い人が加わってくれないというのが一番難点じゃないですかね」
「仕事と子育てで、こっち(流鏑馬)まで手を出すのが容易ではないんじゃないですかね」
そんな中やって来た流鏑馬とは縁のない大学生たち。
彼らが古殿町を訪れた、ワケとは――。
18日、古殿町にやってきたのは早稲田大学の学生たち。
自治体と連携し、地域が抱える課題の解決に取り組む早稲田大学の教育プログラムの一環で、町を訪れました。
今回は、存続の危機に直面する「流鏑馬」について、伝統を未来へつなぐ持続可能な方法を探ります。
公募で選ばれた学部も学年も異なる10人の学生は、流鏑馬が行われる神社を見学した後、馬が飼育されている厩舎を訪れました。
【参加した大学生】
「(馬を)管理している人が2人というところや、場所も山奥まで入ってきた印象だったので、大事な馬なのに管理が難しい状況にあるんだなと痛感した」
さらに、流鏑馬を守り続ける保存会からも聞き取りを行いました。
【参加した大学生】
「住民の方であっても馬にそもそも触れる機会が少ないという話だったが、毎週の練習会に町民が見に来たりとかはないのか。
【保存会】
「ない。告知してないからね」
学生たちが探るのは、単に「担い手を増やす」方法だけではありません。
流鏑馬が持つ価値を幅広く発信し、伝統を持続させる新たな仕組みを考えます。
【参加した大学生】
「町民の方でも(流鏑馬に)関心がない人が多いというのは、私としても問題だと思っているので」
「神事としては残しつつ、イベントとしての流鏑馬を創造していくのを我々がお手伝いできたら、その一助になれるんじゃないかと思います」
学生たちは21日まで古殿町で現地調査し、9月29日に流鏑馬の存続に向けた提言を発表する予定です。
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