この度、福島放送を退社し、アナウンサーからも離れることになりました。

少し長くなりますが、これまでを振り返ってみました。


私は子どもの頃からアナウンサーへの漠然とした憧れはありつつも、
「自分なんかがアナウンサーになれるわけがない。特別な人だからなれるんだ。目指したいなんて思ってはいけないよなぁ」と思っていました。

子どもの頃から夢はコロコロと変わり、目標を定められずに迎えた大学3年生の春。
高校の恩師にアナウンサーを勧められました。
すでにテレビ業界のインターンが間近に迫っていて、悩む間もあまりなくアナウンサーを目指して走り始めました。

特技もなく、ミスコンへの出場経験もなく、周囲のキラキラした同じ就活生に劣等感を抱くばかり…。
でも、そんなときに支えとなっていたのは、家族とアナウンススクールの先生方や友人、そして「ニュースを読むのが好きだ」という思いでした。

就職活動は難航し、時間もお金ももう使えないと思ったときに出会ったのは、福島放送のアナウンサー採用の話。
諦めかけていた私に、アナウンススクールの先生方や家族が背中を押してくれたから、今の私がいます。
「諦めなかったから、何も特別じゃない私でもアナウンサーになれる」ということを証明できたような心地がしました。


私が目指していたのは【一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に考えるアナウンサー】。
体現するには、この3年間ではあまりに未熟で、時間も足りませんでしたが、
視聴者の皆さんや取材させていただいた方に、一瞬でもそう感じてもらえることがあったなら嬉しいです。

はじめは福島に縁もゆかりもありませんでしたが、入社1年目から務めたシェア！のMCや取材を通して、
今では福島のことが大好きになって、地元に並ぶほど誇らしく思っています。
福島のアナウンサーになれて良かったです。
皆さんと出会えて幸せでした。「いつも見てます」「応援しています」「お天気クイズのヒントの絵を楽しみにしています」など…
たくさんの嬉しい声をいただきありがとうございました。

お絵描きクイズのヒントのイラストはスケッチブック約20冊分でした！

宝物のような3年間の日々を胸に、これからはテレビから離れたところで、地域を支えることにも繋がる仕事をしていきます。
福島には必ずまた遊びに来ます。まだまだ行ってみたいところや食べてみたいものがいっぱいあるんです！！

3年間ありがとうございました！！