2026-06-08 配信

「ゴミ袋が買えない?」福島県の一部の自治体で指定ごみ袋が品薄に ナフサ不足の影響広がる(福島)

家庭から出るごみを出す時に必要なごみ袋について。
福島県の一部の自治体では、ごみを出すときに有料の指定ごみ袋を使うことになっていますが、今、欠品や品薄が相次いでいます。

【樋口陽一アナウンサー】「伊達市の日用品店です。店頭には市の指定のごみ袋、2本までと制限が書かれています。大きな45Lの袋はもう在庫がない状況です。」

暮らしに欠かせない物の一つ、ごみ袋。
伊達市の日用品店では5月から指定ごみ袋の品薄が常態化しています。

【客】「45Lはないの?」
【店員】「45Lは申し訳ないんですが、売り切れてしまったんですよ」

【リビングショップ小島】
「お客さんが求める限りは、供給はしたいっていうのがやまやまなんですけど」

指定ごみ袋は家庭ごみの分別を促したり、量を抑える意識を高めてもらう狙いで伊達市などの自治体で導入されていますが…

【伊達市保原町の人】
「どこのお店に行ってもないですって言われて。」
「買えない、どこもだってスーパーは売っていないしどこもない。だから目いっぱい詰めていますよ袋に。だってね、ないんだから。一袋にいっぱい詰めないともったいないから。」

周辺のお店で買えなくなり、この店では1人1種類1本(10枚入り)のみの販売制限をかけていますが、供給が需要に追い付いていません。

【リビングショップ小島】
「おひとりさま1本限りで、先週の金曜日までは何とか品物を供給できたんですけど、それでもやっぱり間に合わなくなってきて。全部。ごみ捨てるごみ袋が無くなったらどうするのっていうのが一番(多い)ですね」

ごみ袋の原料は、原油から精製されるナフサ。
中東情勢の緊迫化などを背景に、ナフサの供給不安が広がっていますが、袋不足の理由は、それだけではないようです。

【伊達地方衛生処理組合 吉田友和事務局長】
「値上げをする前に購入をされたい方というところが、一番大きいのかなと思っております。また全国的なこういうごみ袋が不足しているというニュースもありまして、そういったところで早めに購入したいというような方がいらっしゃるのかなと思います。」

伊達市など4つの自治体のごみ処理などを担う組合によると、原材料高騰を受け、7月1日から燃やせるごみと資源ごみの袋が30%ほど値上がりし、最大で44円値上げとなります。
値上げ前の駆け込み需要に加え、中東情勢への不安の現れが背景にあるとみています。

【伊達地方衛生処理組合 吉田友和事務局長】
「例年通りの供給量というところで、物としてはきちんと確保はされているので、順次供給はされているんですが、供給以上に買われる方が多い状態になっていると。」

指定ごみ袋の不足を受け、8日から30日までの間、指定の袋以外でもごみを出せるよう、臨時の措置をとっています。
透明または半透明のビニールなどの袋であれば、代わりとして利用できるといいます。

【伊達地方衛生処理組合 吉田友和事務局長】
「代替措置の袋できょう排出されている人が1割程度かなという話は伺ったところでございます」

組合は代替の袋で出せる期間を、状況に応じて延長することを検討しています。

【伊達地方衛生処理組合 吉田友和事務局長】
「みなさんには必要な分の量だけを買っていただいて、1人でも多くの皆様に、ご協力をお願いしたいなと思います。」

県内では、50の市町村が指定ごみ袋を導入。

しかし、一部の自治体では、ごみ袋は足りているとみられるものの、一部の消費者が買いだめするなどして苦情も出ているということです。

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