2026-02-24 配信

万引き防止に効果「ナッジ理論」とは(福島)

福島県警がある実証実験の結果を発表しました。万引きを防ぐための新たな対策として、関係者からも注目が集まっています。
万引き防止対策の実証実験は、福島市を中心にスーパーを展開するいちいで、犯罪科学を専門とする福島大学の鈴木あい特任准教授が、県警と協力して2025年8月から4カ月間行われました。
実証実験で使われたのは「ナッジ理論」と呼ばれる考え方。
人の行動を強制させるのではなく、人の行動を自然に促す考え方です。
この考えに基づき、万引きを防ぐ音声を数種類流して、効果を比べました。
その結果を鈴木特任准教授は「受け手の道徳的規範・倫理観に訴えるメッセージっていうのが、特に万引きを抑止する効果が見られたということが分かりました。」と述べました。
最も効果的だったのは、「万引きはお店の経営に大きな影響を及ぼします」と良心に訴える言葉でした。
一方、「万引きは犯罪です」は逆効果でした。万引きを強調し、かえって万引きを引き起こしていた可能性があったということです。
警察は今後、効果のあった音声をCDに録音するなどし、県内全域の万引き被害の多い店で流していくとしています。

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