柿の木の上には…真っ黒い塊が。

遠藤百恵記者「午後０時半の北塩原村です。いま柿の木にクマのような動物が見えます。約２時間ほど経っていますが、まだ降りてくる様子は見られません」

柿の木の上にいたのはおよそ５０㎝ほどの子グマ。

猟友会や警察の関係者が周りに集まりますが、子グマは全く動きません。

警察などによりますときょう午前８時ごろ北塩原村北山の住宅の敷地内の柿の木にクマが登っているのを通行人が見つけ警察に通報しました。

クマが居座った場所は喜多方市との境に近い山あいの集落です。
現場から直線距離で３００ｍほど先には中学校が。
４００ｍ先には北塩原村の役場があります。

クマを捕獲しようと箱わなも設置しますが…ぐっすり寝ているのでしょうか？

遠藤記者「猟友会が銃のようなものをクマの方に向けています。あ、何か当たりました」

クマは柿の実を食べたり、木の上をうろうろしたりと膠着状態が続きます。

遠藤記者「あ、いま、木にぶら下がるような形になっています。あ、いま落ちました。
クマが落ちました。動かなくなっています」

クマの体が地上に落下。７時間に及ぶ攻防が終わりました。近くに住む人は——。

近所の住民「びっくりして。外に出ないでくださいって言われて、そのうちみんな来て下さって。こちらには北塩原第一中学校もありますしね。本当に捕まってよかったです」

今回けが人はいませんでした。
また、クマが居座った柿の木は伐採されました。