2025-12-11 配信
母校の思い出“新たなカタチ”に…双葉郡の学校の制服をリメイクする取り組み進む(福島)
東日本大震災と原発事故の発生から14年9ヵ月が経ちましたが、被害が大きかった双葉郡では26の学校が休校・または閉校となりました。
作業場の脇に並べられたクマのゆいぐるみが身にまとっているのは、かつて双葉郡にあった学校の制服です。
企業や個人から依頼を受けオーダーシャツなどを製造している双葉町の「ひなた工房」。
震災から丸15年となる2026年に向けて進められているのが、双葉郡にあった学校の制服を集めぬいぐるみ用の衣装としてリメイクする取り組みです。
卒業生などに呼びかけ約30着の制服が寄せられました。
ひなた工房福島双葉の三上栞さんによると、「使えるところは、なるべくそのまま使うようにしている」とのこと。
大熊中学校の女子の夏服は涼しげな水色が特徴的で、かつて大熊町には、この水色のセーラー服を着た生徒たちが行き交っていました。
学校は閉校となり、校舎も解体されています。
三上さんは、「例えば白いシャツだと片側だけシミというか色が違うと、窓際の席に座っていたのかなとか、その人の生活とか着方が見えてくる」と話します。
一方で、双葉郡に新たに開校した学校の制服も寄せられ、双葉郡の明るい未来を願って丁寧にリメイクされています。
同社の田中洋平さんは、「学生時代の楽しかった思い出を思い出してもらったらいいな」と思いながら作っているそうです。
ぬいぐるみは来年1月に開かれるダルマ市を皮切りに、双葉町のさまざまな場所で1年ほど展示された後、制服を提供した人に贈られるということです。
作業場の脇に並べられたクマのゆいぐるみが身にまとっているのは、かつて双葉郡にあった学校の制服です。
企業や個人から依頼を受けオーダーシャツなどを製造している双葉町の「ひなた工房」。
震災から丸15年となる2026年に向けて進められているのが、双葉郡にあった学校の制服を集めぬいぐるみ用の衣装としてリメイクする取り組みです。
卒業生などに呼びかけ約30着の制服が寄せられました。
ひなた工房福島双葉の三上栞さんによると、「使えるところは、なるべくそのまま使うようにしている」とのこと。
大熊中学校の女子の夏服は涼しげな水色が特徴的で、かつて大熊町には、この水色のセーラー服を着た生徒たちが行き交っていました。
学校は閉校となり、校舎も解体されています。
三上さんは、「例えば白いシャツだと片側だけシミというか色が違うと、窓際の席に座っていたのかなとか、その人の生活とか着方が見えてくる」と話します。
一方で、双葉郡に新たに開校した学校の制服も寄せられ、双葉郡の明るい未来を願って丁寧にリメイクされています。
同社の田中洋平さんは、「学生時代の楽しかった思い出を思い出してもらったらいいな」と思いながら作っているそうです。
ぬいぐるみは来年1月に開かれるダルマ市を皮切りに、双葉町のさまざまな場所で1年ほど展示された後、制服を提供した人に贈られるということです。

