2025-10-23 配信

須賀川市で職員が窓口を体験調査 業務効率化を目指す (福島)

須賀川市で、業務の効率化を目指して、職員が窓口を体験する取り組みが初めて行われました。

窓口 「まずお父さん亡くなったのはいつになりますか?」
大寺市長 「10月1日です」
窓口 「10月1日ですね」

市役所の窓口で話すのは、須賀川市の大寺 正晃市長です。

23日に行われたのは、その名も窓口体験調査。

窓口の効率化を目的に、デジタル庁からアドバイザーを招いて行われました。

市民役として市長や市の職員が窓口を訪問し、他の職員は、やり取りの様子を見て、時間がかかっているポイントなどを見ていきます。

樋口陽一アナウンサー 「市役所には、このような待ち時間の目安がかかれているんですが、転入や死亡届などは比較的時間がかかる傾向にあるということです」

例えば、死亡届の提出といっても、年金の手続きや水道の停止、土地の相続など、さまざまな部署を回ることになります。

市によるとこのような、複数の部署が関わる手続きに時間がかかる傾向があります。

市は職員の働き方改革を進める方針で、今回の調査の結果をもとに窓口業務の効率化に役立てたい考えです。

大寺市長は、「もっとサービスを向上させたいというのが最終目標。なるべく『書かない窓口』を目指していきたいし、最終的には『行かない窓口』を目指していきたいと思っている」と話していました。

また、市は12月から試験的に窓口の受付時間を午前9時から午後4時までと45分短縮。

影響を検討したうえで、来年5月からの本格運用を目指しています。

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