福島第一原発で今年度４回目、通算１５回目となるALPS処理水の海洋放出が完了しました。

東京電力は今年度、昨年度と同じ約５万４，６００ｔの処理水を７回に分けて海に流す計画です。

東京電力によりますと、今年度４回目、通算１５回目の放出は９月１１日に始まり、約７，８００ｔの処理水を放出して、２９日午後０時５分に完了しました。

処理水は累計１１万ｔ余りが海に放出されていますが、これまでに原発周辺の海域などから基準を超えるトリチウムは検出されていないということです。

東京電力は次の放出を１０月から１１月ごろに行う予定で、「引き続き安全を最優先に緊張感を持って取り組みたい」としています。