2025-09-10 配信

受験生死亡事故で懲役16年求刑 判決は17日(福島)

裁判は10日結審し、検察は被告の男に懲役16年を求刑しました。
起訴状などによりますと、郡山市の無職・池田怜平被告(35)は2025年1月、酒を飲んで車を運転し、時速約70㎞で交差点に進入して、大学受験のために大阪から来ていた女性を死亡させたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。
池田被告は初公判で、「赤信号をことさらには無視していない」と起訴された内容の一部を否認していました。
裁判は10日結審し、検察は改めて「信号に従うことができたにもかかわらず、従うつもりがないまま交差点に侵入した」と指摘した上で、危険運転致死傷が成立すると主張し、池田被告に懲役16年を求刑しました。
一方、弁護側は「飲酒による影響がどの程度かは不明だが、極めて注意散漫な状態で運転していた」「ことさらに赤信号を無視していたわけではない」として、危険運転致死傷罪は成立しないと主張しました。
裁判の終盤で池田被告は、「誠に誠に申し訳ございませんでした」と頭を下げて謝罪しました。
判決は17日に言い渡されます。

トップへ戻る