2025-08-25 配信

福島市の先達山のメガソーラー開発に反対する住民団体が災害リスクがあるなどとして運用の中止を改めて求める(福島)

福島市の住民団体「あづま山の景観と自然環境を守る会」は5月、開発の手続きや排水に関する調査などに不備があり、県の開発許可基準に違反するなどとして、許可の取り消しなどの行政処分を求めました。

これに対し県は8月、調査結果などに違反や問題はなかったと回答しましたが、団体側は県がこれまで「書類調査」としていた項目が「現地調査」に変わっているなどとして、回答に疑問が残ると指摘しています。

室谷 悠子弁護士は会見で、「かなりの盛り土をしているので、排水対策を間違えれば年数が経った後に盛り土が崩れる危険というのは常にある」と指摘していました。

計画によりますと、メガソーラーはまもなく商業運転が始まる予定です。

住民団体のメンバーは、「運転が開始されても終わるべき問題ではないと思っています。色んな問題を秘めているなと思っています」と、会見で話していました。

団体は開発に出資した企業にも質問状を送り、開発に関する責任などを追及したいとしています。

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