2025-06-12 配信
バショウカジキとコバンザメはWinのWinの関係!?片方だけではない“相利共生”の関係性を研究チームが世界で初めて確認「一般的なイメージからは大きくかけ離れた行動」(福島)
こちらの映像は、アクアマリンふくしまで撮影されたバショウカジキと、ヒシコバンと呼ばれるコバンザメの仲間です。
アクアマリンふくしま森 俊彰主任技師は、「一般的なイメージからは大きくかけ離れた行動だったので『おぉ!』という感じで驚きましたね」と、話していました。
アクアマリンふくしまの森 俊彰さんらの研究グループは、3年ほど前に飼育していたバショウカジキのエラの中に入るコバンザメを発見しました。
観察した結果、コバンザメがエラを出入りしながら体に付いた寄生虫などを食べる様子を確認。
一方のバショウカジキは、泳ぐ速さを調整したりエラを開いて受け入れる行動をとっていることが分かりました。
「両方がメリットを受けている、“相利共生”というのと片方だけが利益を受けている“片利共生”」
これまでは、おこぼれをもらうコバンザメだけが恩恵を受けているという考えが主流でしたが、今回の研究でこの2種は互いに助け合う「相利共生」の関係にあると解明されました。
森主任技師は、「やっぱり水槽内で、こう飼育することによって分かったという、水族館らしい発見だったと思いますし、今までもコバンザメが持つイメージっていうのが、大きく覆されるようなですね」と話していました。
森さんによると、陸地から遠く離れた海を泳ぐ魚で「相利共生」の関係が見られたのは世界で初めてで、今後も多様な共生関係が見つかる可能性があるということです。
アクアマリンふくしま森 俊彰主任技師は、「一般的なイメージからは大きくかけ離れた行動だったので『おぉ!』という感じで驚きましたね」と、話していました。
アクアマリンふくしまの森 俊彰さんらの研究グループは、3年ほど前に飼育していたバショウカジキのエラの中に入るコバンザメを発見しました。
観察した結果、コバンザメがエラを出入りしながら体に付いた寄生虫などを食べる様子を確認。
一方のバショウカジキは、泳ぐ速さを調整したりエラを開いて受け入れる行動をとっていることが分かりました。
「両方がメリットを受けている、“相利共生”というのと片方だけが利益を受けている“片利共生”」
これまでは、おこぼれをもらうコバンザメだけが恩恵を受けているという考えが主流でしたが、今回の研究でこの2種は互いに助け合う「相利共生」の関係にあると解明されました。
森主任技師は、「やっぱり水槽内で、こう飼育することによって分かったという、水族館らしい発見だったと思いますし、今までもコバンザメが持つイメージっていうのが、大きく覆されるようなですね」と話していました。
森さんによると、陸地から遠く離れた海を泳ぐ魚で「相利共生」の関係が見られたのは世界で初めてで、今後も多様な共生関係が見つかる可能性があるということです。