2025-05-07 配信

震災遺構の請戸小 紙芝居で学ぶ防災(福島)

県内のSDGsに関する話題をお伝えします。
17の目標のうち11番「住み続けられるまちづくりを」に関して。
浪江町では、紙芝居を使って防災について学ぶ、特別授業が行われました。
浪江町の震災遺構・請戸小学校で行われた特別授業では、「浪江まち物語つたえ隊」として活動している八島妃彩さんが、紙芝居を披露しました。
紙芝居の内容は、14年前に震災による津波から、児童全員が避難を果たした請戸小学校の様子です。
多くの人たちに当時のことを知ってもらい、防災への意識を高めてもらおうと、大型連休に合わせて初めて行われました。
足に障害がある子どもや、恐怖で動けなくなる子どももいる中、早い行動と助け合いにより、約80人が無事に避難することが出来ました。
避難を始めてから約40分後には、校舎の1階を完全に飲み込むほどの津波が押し寄せていて、八島さんは早く避難することの大切さを強調していました。
話を聞いた人は「子どもたちの気持ちを考えて、悲しくなっちゃいました。」「子どもと一緒に来ることで、伝えていくことの大切さを、改めて必要なんだなと思いました。」などと話していました。
訪れた人たちは、真剣な表情で聞き入っていました。

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