2025-04-15 配信
JAふくしま未来が過去最高の販売高に(福島)
コメの価格高騰は県内のJAの販売高を押し上げていて、JAふくしま未来は2024年度の販売高が過去最高になったと発表しました。
会見でJAふくしま未来の数又清市組合長は「333億7000万余というような、本当に大きな金額を令和6年度のJAの販売価格としては結果としてなった状況でございます。」と述べました。
JAふくしま未来によりますと、2024年度の農畜産物の販売高は、約333億円で、2016年の合併後初めて300億円を超えました。
販売高の4割ほどを占める果実はモモとナシ、ブドウが豊作だったことから、過去最高の127億円と前の年度を13億円上回りました。
一方、コメも前の年度より20億円増えて70億円に達しました。
これは価格の高騰と流通量の不足を受けて本来は2025年に入ってから出荷する分を前倒しで去年出荷したことが要因ということです。
間もなく田植えシーズンを迎える、大玉村のあだたらドリームアグリの伊藤一男社長は「生産者とすれば農協の概算金が、かなり上がりましたので、我々にとっては非常に良かったなと思いますね。」と話します。
大玉村のコメ農家の間でも、2024年は収穫量が下がったと言う声が多かったそうです。
伊藤社長は「暑さとか。そういう原因があります。今年は非常に、もっと集荷を上げようという努力をしていますので、期待したいですね。」とも話していました。
JAふくしま未来によりますと、コメは需要に対して供給が少ないため、新米がとれる時期になっても高値が続くとみられ、コメの販売高は更に伸びる可能性があるということです。