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2025-02-05 配信

福島市「ノーモアメガソーラー」条例策定内容は(福島)

福島市が制定を目指している、大規模な太陽光発電所の建設を規制する条例案について、設置禁止区域や許可申請などを規定する方針が固まりました。

福島市は「ノーモアメガソーラー宣言」をしたあとも、大規模な太陽光発電所の建設を進める事業者がいたことから、実効性のある条例の制定を目指しています。
5日の審議会までに条例案がほぼ固められ、土砂災害警戒区域や景観の保全が必要な区域など、市の面積の約7割を太陽光発電所の設置禁止区域とします。
また、区域の外も許可制とし、すでに設置されている発電所も含めて、事業者に維持管理の報告を義務づけることなどが盛り込まれました。

条例案は4月1日の施行に向けて、3月の市議会に提出される予定で、審議会では迅速な対応を評価する声や、条例を広く周知することが必要などといった意見が出されました。
環境審議会の中田俊彦会長は「まだ、正直これで解決できるとは思っていません。ただ、大きな一歩。」と話していました。
また市は、今回見送られる見通しとなった、違反した場合の罰則規定については、「今後の検討課題にしたい」としています。

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