2024-10-02 配信
廃校の小学校を災害時の一時避難所に(福島)
県内のSDGsに関する話題をお伝えします。
17の目標のうち、11番の「住み続けられるまちづくりを」に関連して、廃校を避難場所として活用する取り組みを紹介します。
いわき市の内郷白水地区は、2019年に地元の白水小学校が廃校になって以来、2023年の線状降水帯の大雨の時も、避難所に指定されていた体育館が使えない状態でした。
区長の馬目行雄さんは「線状降水帯の時は、市の設営してくれた避難所の方に行こうにも、途中が分断されてしまっているというようなこともありましたので、一時的にしろ、こういう風に避難所が公的に設置してくださるということで大変安心していいかなと思っています。」と言います。
そんな中、市内の建築会社が、旧白水小学校を建設工事の技能者を育成する施設として、活用することになり、災害の時には一時的な避難場所として使えるよう市と協定を結びました。
いわき市の内田広之市長は「我々もますます逃げ遅れゼロ、災害死ゼロを目指しながら、確実に市民の命を守れるよう頑張ってまいりたいと思います。」と述べました。
建物の2階には、20人から30人の一日分の非常食や、飲料水や衛生用品を備えています。