「まんじゅうや」は無効票 茨城・神栖市長選裁判で東京高裁「普通名詞の域」
2026/9/4 11:41茨城県神栖市の市長選挙を巡って、「まんじゅうや」などと書かれた票が有効かどうか争われた裁判で東京高裁は3日、「無効」とする判決を下しました。
■両者の主張は平行線
神栖市 現市長 木内敏之氏(65) 「普段から『まんじゅう屋』と呼ばれている。大変残念」
神栖市 前市長 石田進氏(68) 「市民が納得できないと思う」
3日の会見でも、両者の主張は平行線のままでした。
「まんじゅう騒動」の舞台は、茨城県神栖市。去年11月、市長選が行われ、新人で今の市長の木内敏之氏と前市長の石田進氏の一騎打ちとなりました。
得票が同数となり、くじ引きをしたところ、木内氏が当選しました。
石田氏 「やっぱり納得できない」(去年11月)
県の選挙管理委員会は「木内氏の当選を無効とする」と裁決。決め手になったのは、「まんじゅうや」「だんごさん」と投票用紙に書かれた2つの票でした。
木内氏の実家は、まんじゅうなどの菓子製造会社ですが、県の選管は、木内氏の呼称ではないと判断したのです。
木内氏が、県の選管に裁決の取り消しを求めた今回の裁判。3日の判決で東京高裁は…。
東京高裁 「神栖市内には和菓子屋が少なくとも9軒あり、木内氏の実家の菓子製造会社が独占状態にあるとの事実は認められない。『だんごさん』『まんじゅうや』は普通名詞の域を超えず、木内氏を指すものだとは明らかではない」
木内氏 「私が小さい時は、和菓子屋は私のところ1軒だった。選挙に出てる方は他に、和菓子屋さんの中で誰もいません」 「(最高裁に)上告するかしないかは、弁護士と相談してやっていきたい。市政の混乱がないよう努めてまいりたい」
市民は…。
市民(50代) 「判決は正しいと思う。団子屋、まんじゅう屋っておかしい。すんなり諦めて、4年後にまた出ればいい」
■石田氏「実に悔しい」
木内市長は14日以内に最高裁に上告しなければ判決が確定し、前市長の石田氏が新たな市長となります。
もし、木内市長が上告をしなくても、石田氏の市長任期4年のうち、すでに1年近くがすぎました。
石田氏 「実に悔しいです。1年短くなることで、できることもできなくなります。頭の中で自分の構想を持っていたから、大変残念です。もし(木内氏が)上告したら、市民の皆さん我慢の限界だろう」
(2026年9月4日放送分より)





