2022-04-13
「不安でしかない」。アナウンサーになりたいという夢を追いかけてたどり着いた福島県。住んだことのない場所で明日から社会人として働く--。人生初の一人暮らしを始め、ほぼ物のない部屋で大きな不安に押し潰されそうになっていた社会人になる前日の夜。そこから5年が経ちました。入社式のニュースを伝えることが多くなる4月は、ニュースを読みながら、当時の心細かった気持ちを思い出します。
私にとって何かと考え込んでしまうこの季節は、「これから自分はやっていけるのだろうか?」という気持ちになります。でも5年間やって来られたのは、取材先などでみなさんから「放送楽しみにしています」という言葉をいただいてきたからだと思っています。
みなさんが見てくれるからこそ成り立つテレビ。だからこそ、みなさんが少しでも「楽しみな気持ち」で画面の前に来て、見て良かったと思っていただけるような番組を作っていきたいと思っています。