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2021-12-24

子供の命 守るために~安村理沙(福島支社)

「子どもの命を守りたい」。虐待や事故などで幼い命が失われたというニュースを目にするたび、誰もが抱く思いです。そんな思いをもとに、福島県でも新たな取り組みがスタートしました。

「チャイルド・デス・レビュー(予防のための子どもの死亡検証)」と呼ばれるもので、亡くなった子どもについて、市町村や病院、警察などが情報を出し合い、どうすれば死を防ぐことができたのかを検証します。その結果は、予防策を導きだすのに役立てられます。米国や英国ではすでに制度化されており、福島県は今年度から国のモデル事業に参加しています。

県内では19歳以下の子どもの死は年間80人ほど。うち3分の1の死因は事故や自殺です。子育ての環境は? 保護者の状態は? 家族以外の誰かが手を差し伸べることで、防げた死もあったのでは、と思います。今回の取り組みをきっかけに、社会全体の意識が変わることを期待します。モデル事業で見えた課題など、今後も取材を続けます。

 

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