ＫＦＢに入社して以来、「夏といえば高校野球」という生活を送ってきました。

スタンドが揺れる感覚を経験した99年の学法石川と日大東北の決勝戦。

1試合で4時間以上実況した00年の福島商と日大東北。

数々の戦いをみてきたからこそ、甲子園で初めて実況した04年には、球児が憧れる気持ちが改めて分かりました。

しかし新型コロナウイルスの影響で、この夏は甲子園ではなく独自大会が開かれます。

部員や関係者の心境は複雑だと思いますが、大人が部員たちにしてあげられる精いっぱいの大会であることは間違いありません。

高校野球に大事なことを教わってきた大人の1人として、部員たちの姿を丁寧に伝え、恩返しをしたいと思っています。

その皮切りに、Jチャンネルでは大会に臨む3年生の思いとチームを6日から放送中です。

１つでも多くの試合、プレーを伝えながら、思いを共有したい――。この夏の目標です。