KFB BLOG

こちらKFB!

2020-06-25

「コロナ不安」と私たちの課題~左雨弘光(福島支社)

新型コロナウイルスの感染が広がり始めた4月、従業員の感染が確認された企業などで自主的な社名の公表が続きました。

社会的な責任を重視した対応で、私自身は信頼を感じました。

一方、報道する私たちは、組織名がひとり歩きしないよう事実を丁寧に伝え、患者の退院や事業再開など、「その後」を伝えることを大事にしました。

「今は公表して良かったと思います」。

5月末に聞いた責任者の言葉です。しかし、公表直後は感染者の名前を教えろとの電話やネットへのウソの書き込みに悩まされたと言います。

さらに、従業員の家族の勤め先や子供の教育施設から、「来ないでほしい」との反応もあり、職場に行けず、子供を預けられないやりきれない状況が数週間続いたそうです。

「あの頃は皆さん、不安だったでしょう」。

公表した責任者の一人はこう振り返ります。

不安や心配から、過剰な対応がなかったか。辛い思いをした人たちを忘れないことから、次への一歩が始まると思っています。

公式SNS一覧

Facebook Twitter Instagram YouTube