2023-03-01
記者やアナウンサーが取材の現場でマイクを持ち、カメラの前に立って視聴者に情報を伝えるのがリポートです。
リポートは、取材者が現場で得た情報を効果的に伝えるという大切な役割があります。取材先でどんなリポートにするかを考えるのは、慣れないうちは意外に大変な作業です。
新人のリポーターが先輩たちからよく言われるのが、現場でしか分からないことを盛り込むということです。
今の技術では、テレビ画面を通して伝えられるのは、目で見て、耳で聞こえる情報までです。肌で感じる熱や冷たさ、暑さや寒さ、香りや味といった情報は、取材者が言葉で表現することで視聴者にイメージしてもらうしかありません。
逆に言えば、こうした情報をどうイメージしてもらうかが、リポーターの腕の見せ所です。
ニュースを見ているときに記者やアナウンサーがリポートをしていたら、現場ならではのどんな情報が盛り込まれているか注目してみてください。