新型コロナワクチンの危険性を十分に周知しないまま接種を推し進めたのは違法だとして、接種後に死亡した男女の遺族らが国に損害賠償を求め裁判を起こしました。

　裁判を起こしたのは新型コロナのワクチン接種後に死亡した男女の遺族や後遺症を訴える全国の13人です。

　訴状などによりますと、13人は「重篤な後遺障害や死亡例も多数含まれていたにもかかわらず、国民に事実上、広報しないまま接種を推し進め被害を広げた」などとして国に合わせて9150万円の損害賠償を求め、東京地裁に裁判を起こしました。

　厚生労働省は「現時点で訴状を受け取っておらず、詳細を把握していないためコメントを差し控えたい」としています。