大雨によるアンダーパスの事故から1週間 注目の装置とは 当時の状況を消防隊が語る

2026/9/14 18:12
XでシェアFacebookでシェアLINEでシェア

今月7日に降った大雨によりいわき市のアンダーパスで車が浸水し1人が死亡した事故から、14日で1週間です。

今回、当時、救助活動に当たった消防士に話が聞けました。

そして車の浸水事故を防ぐ注目の装置も紹介します。

【過足竜太朗記者】
「車両が浸水したアンダーパスの現場は水が完全に引き、道路の清掃などは終えているように見えますが、1週間経った今も通行止めが続いている状況です」

いわき市鹿島町のアンダーパスに車が浸水し、60代の女性が取り残され死亡した事故から14日で一週間。

こうした車の浸水被害が全国的に多発するなかで、冠水したアンダーパスを自動的に通行止めとする装置が今、注目を集めています。

【県勿来土木事務所・阿部守一所長】
「この機械です」
「エアー遮断器と言うんですが」
「ここからエアー遮断器が飛び出すようなというような仕組みになっております」

このエアー遮断器は、アンダーパスが冠水し道路に設置された浸水センサーが約15cmの水位を感知すると、「通行止め」と書かれた赤いバルーンが出てきて膨らみ始めます。

バルーン内が点灯するため夜間でも分かりやすい仕組みです。

【県勿来土木事務所・阿部守一所長】
「人を張り付けるのにかかる時間までに冠水が進行してしまうことから、速やかに冠水の危険性を運転者に伝えるという目的で設置したものでございます」

県は道路が浸水する危険があるアンダーパスにエアー遮断器の設置を進めています。

【いわき市消防本部警防課・長谷川秀明主幹】
「両側の歩道から滝のように水が落ちてきまして、本当に短時間で水かさが上がったという状況であります」

当時こちらのアンダーパスで救助活動に当たったいわき市消防の隊員が、緊迫した現場の状況を語りました。

【いわき市小名浜消防署・猪狩雄太主査】
「もう車両は完全に水没していて車両の検索から始まりまして」
「(水中の)視界は30cmでもう手元が見えないので、潜ってからは手探り。壁を伝って泥(があって)、下を伝って検索して車両を発見したという形ですね」

大雨によってアンダーパスの排水機能が追いつかず、活動中も水位が上昇。

潜水した隊員同士で連携を取りながら救助に当たりました。

【いわき市小名浜消防署・猪狩雄太主査】
「まず車両の窓を割りまして、中は見えなかったので、手探りで少し体を車の中に入れて、触ったところ、柔らかい感触、ものが当たる感触があったので、救出したという形になります」
「後ろの方にエアポケットができて、空気のたまりが出来まして、多分そちらの方に逃げていたのかなと推測は出来ます」

道路が冠水した場合は引き返す、またはう回するなど運転手に注意を呼びかけています。

【いわき市消防本部警防課長・谷川秀明主幹】
「アンダーパスは水がたまりやすい場所という認識をしていただきまして、雨が降ったら水がたまるということを留意していただきたいと思います」

最新ニュース

全国ニュース