千葉豪雨は巨大積乱雲が異例の停滞 気象研が解析

2026/9/10 18:34
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千葉豪雨は巨大積乱雲が異例の停滞 気象研が解析

 気象庁の気象研究所は千葉豪雨をもたらした線状降水帯について、急発達した巨大な積乱雲が長時間とどまっていたことが要因だとする解析結果を公表しました。

 気象研究所は「フェーズドアレイレーダー」で観測した先月発生した千葉豪雨の積乱雲を解析しました。

 その結果、千葉豪雨では午後5時半ごろから高さ15キロほどの積乱雲が連なるように急発達し、房総半島に6時間以上とどまっていたことが分かりました。

 通常、「スコールライン型」と呼ばれる急発達した巨大な積乱雲は積乱雲自身の生み出す風に流されて速い速度で移動することが特徴とされてきました。

 今回は積乱雲の風と太平洋から吹く向かい風の強さが近かったことから停滞したとみられるということです。

気象研究所 足立透室長 「研究者としてそういった発達したスコールライン型のものは速いスピードで動くということが常識でしたので、にわかには少し信じられなかった。積乱雲ができ、それが雨をもたらし冷気を強くそして冷気が強まると、その積乱雲をさらに強める。このサイクルの強まり方が、停滞するかあるいは移動するかを決める大きな要素と考えられます」

 また、千葉県北部で1時間に100ミリを超えるような猛烈な雨が降った要因については積乱雲の中に直径2キロから5キロほどの渦が発生し、上昇気流が強まった可能性が高いとしています。

気象研究所 足立透室長 「我々の知見が十分に積み上げられていないようなものが発生してしまい、それがこういった災害につながってしまうということが衝撃的なところがございましたので、今回のことを通してこういった現象をきちんと解明していかなくてはいけない」

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