なぜ?コメは値下げ傾向に スーパーでも変化が
2026/7/17 18:07農林水産省は先ほどスーパーで販売されるコメの平均価格について、5キロあたり3,403円と発表しました。2025年から1年間で1,000円近い幅で高騰と下落を繰り返す激しい値動きが続いています。
販売価格が下がった小売店では、売れるコメにも変化が起きています。
【PLANT-5大玉店・佐藤正彦食品副店長】 「『うわ安いね』、『安くなったんだね』という声もよく聞かれますので、お客様にとってもすごい手ごたえがあるんじゃないかなと思っています。」
【樋口陽一キャスター】 「さまざまなお米が並ぶこちらの店では、銘柄米で税抜き2,000円台の商品も出てきました」
大玉村のこの店では、「あきたこまち」が5キロ 3,013円で販売されていて、銘柄米も3,000円台で販売されているものが多くなりました。
【佐藤正彦食品副店長】 「年始めのころはまだ高めの価格だったんですけども、それから徐々に価格のほうも下がってきて。年始めと比較すると3割ほどお買い得な価格になっているというところです。」
店によると最も高かったのは2026年1月。
東北大学大学院の冬木教授は、コメが余っていることが価格が下がり続けている要因だと指摘します。
【東北大学大学院農学研究科・冬木勝仁教授】 「一言でいったら需要に対して供給過剰です。(去年のコメは)需要が減っていないとしても余る分くらい取れている」
冬木教授は、コメが余っているため下落傾向が続き、新米の価格も下がると予想しています。
【東北大学大学院農学研究科・冬木勝仁教授】 「下落傾向は続くと思います。大体読みで本当にさっき言った2,000円台の後半、5キロで小売で言って2,000円台の後半」
段々と値段が下がり始め、今はピーク時に比べて3割ほど安くなりました。安くなってきたことで5月下旬からの1カ月間の販売数は去年の1.3倍ほどに増えました。
【買い物客】 「だいぶ安くなってきていますよね、前に比べると。あんまり安いと農家さんもね、大変でしょうから。このくらいがいいんじゃないですかね。まあ安ければそれに越したことはないですけどね。」
【佐藤正彦食品副店長】 「この時期はちょうど新米の切り替えの時というのは、その時のコメの在庫にもよりますけど、比較的下がりやすい時期でもあります。」
値段が下がったことで、客が買う商品にも変化が出てきたといいます。
【佐藤正彦食品副店長】 「種類のほうも多いので、5キロが去年はメインで販売していたんですけども、10キロと玄米30キロなんかの動きも大変良くて。去年と比較するとお客様にとっても選びやすい環境なんじゃないかなと思っています。」
冬木教授によると、仕入れ価格は新米よりも去年のコメが高くなる見込みだということです。こうした新米の価格が去年産のコメよりも仕入れ値が安くなる異常事態が起きると、古いコメを赤字で販売する業者も出てくるかもしれないと冬木教授は話します。
赤字で販売する状況に陥ると、事業を続けられない業者が出てきてコメ業界が不安定になる可能性もあると指摘していました。
この他にも中東情勢の影響で資材が高騰しているため、コメの価格が安い状況が続くと続けることができない農家が出てくる恐れもあり、『価格を安定させる施策が必要』と冬木教授は話していました。





