“秋の味覚”イクラが高騰 北海道「ハワイの魚」主役に
2026/10/26 20:14イクラの記録的な高騰が続いています。その理由を取材すると、背景には「ハワイの魚」が関係しているようなんです。
■“秋の味覚”イクラが高騰
宝石のように輝き、プチプチ食感が人気の「イクラ」。
30代の人 「イクラの味が濃くてプチプチしておいしい」 フランス出身の人 「口の中で爆弾のようにシュワシュワになる。本当に大好き」
客をとりこにする食材が今…。
いくら丼 波の 川面信也店主 「去年1万円前後/キロ、現在4万円超/キロも。過去10年間で一番高騰した食材がイクラ」
かつてない高値を記録。原因はイクラの原材料「秋サケ」の不漁です。
北海道の漁場では、異変が…。
網に掛かったのは秋サケだけではなく、エメラルドグリーンが目を引く「シイラ」の姿も。普段、ハワイなど温かい海に生息していますが…。
第二十一北洋丸 伊藤正吉代表 「シイラがサケ以上に取れた、ちょっと異常」
「サケ日本一の町」斜里町では、シイラに“主役の座”を明け渡す事態に。
北海道の秋サケ漁獲数は4年前でおよそ3000万匹でしたが、以降は激減。現在およそ250万匹と不漁が続き、イクラも高騰。
都内のイクラ専門店では、危機感を覚えています。
川面店主 「10年(店を)やっていて、(仕入れ値が)異例の上がり方。イクラが入ったサケもほとんど市場に出ていない」
イクラの高騰に加え、入荷もほとんどなく、先月、値上げに踏み切ったといいます。
川面店主 「オープン当初は680円で出していたものが現在4400円前後、約7倍近い値上げに」
客 「(イクラは)昔に比べたら高い。イクラは大好きなので高くなるのは悲しい」
かつてない不漁の原因は…。
川面店主 「海水温の上昇で、餌(えさ)となるプランクトンの減少。北海道で取れていたものが少し北上してロシアになって、北海道付近がだいぶ少ないのではないか。年末年始、スーパーやおせちにイクラが今年は消えてくると思う」
ただ、すでに恐れていたことが…。
中與商店 武蔵小山店 前里芳樹店長 「こちらがイクラと筋子の売り場。国産は昔置いていたが、あまりに高騰して販売をやめた。今置いているのは輸入品のイクラのしょうゆ漬け」
店頭に並んでいたのは海外産のみで、国産はありません。
でも、おせちは華やかにしたい…。そこで同じ魚の卵でも、お得な商品があるといいます。
前里店長 「魚卵はイクラが非常に高いので、めんたいこ、タラコが安定。原料のスケトウダラは比較的安定して取れている。イクラより海外の需要も少なく、そういう点も含めて価格は安定している」
価格も300円ほどで、今後も安定して購入できそうです。





