“日本の勝ち筋”…?フィジカルAIって何 人手不足の問題解消なるか

2026/7/16 19:10
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 腕の形をしたロボットが人手不足を解決するかもしれません。キーワードは「フィジカルAI(人工知能)」です。

■“日本の勝ち筋”フィジカルAI

 カメラが入ったのは創立15年の都内の企業。日本の“最先端技術”を開発しています。

 機敏に動くロボットは…。

Mujin 滝野一征CEO(最高経営責任者) 「“どの順番で積めば安定するか”このロボットが自分で考える」

 そう、人が操作しているわけではないです。

Mujin 滝野一征CEO 「フィジカルAI搭載のロボット。今“ホット”になっている」

 現在、来日中のアメリカ半導体大手「エヌビディア」のジェンスン・フアンCEOも…。

エヌビディア ジェンスン・フアンCEO 「日本の驚異的な技術とフィジカルAIが融合する時代が到来しようとしている。これは非常に素晴らしい好機です」

 フィジカルAI、それは読んで字のごとく「体」を持つ「人工知能」のこと。

 人工知能がセンサーやカメラを通じて現実世界を認識し、ロボットなど物理的な体を伴って自律的に判断・行動する技術です。    分かりやすい例でいうと、急速に進化する「人型ロボット」が挙げられますが…。

 アームが付いたロボット。センサーで荷物の位置を認識して仕分けを行う、これもフィジカルAI。

 最近、レストランなどでよく見掛ける配膳ロボット。センサーで障害物を避け、料理を客席まで運ぶ、これも一部はフィジカルAI。

 そして、搭載された人工機能がセンサーで周りの状況を見て車を走らせる“自動運転”もフィジカルAIです。

Mujin 滝野一征CEO 「(Q.『フィジカルAI』とは)機械に付いたセンサーが“現実世界”を確認し、データを元に作業を行う・人助けをする」

 政府によりますと、世界のフィジカルAIの市場は今後、加速度的に成長していくとみられていて、2040年には約55兆円規模になると見込まれています。

 日本も勝ち筋に乗りたい考えです。

AI投資を取材 経済部 平山明秀記者 「政府がまとめた成長戦略では2040年までに累計370兆円以上の官民投資が行われる見通しで、目玉となるフィジカルAIにはそのうち10兆5000億円が投じられる想定。現在、この分野はアメリカや中国が先行していて、日本のシェアは1割ほどにとどまっている。政府としては米・中に並ぶ第三極として世界シェア3割以上となる20兆円の市場を手に入れたい考えです」

■人手不足で期待 市場拡大も

 企業からは政府の投資に期待する声が…。

Mujin 滝野一征CEO 「(世界の)各代表企業には国がバックアップをして国対国の戦いをしている。日本として世界に戦いに行ける、非常に期待をしている」

 一方で、日本にはそもそもフィジカルAIを広めなければいけない事情もあります。

AI投資を取材 経済部 平山明秀記者 「政府にはフィジカルAIの積極的な導入により働く現場での効率化や安全性向上につなげたい狙いがある。一方で今、日本は高齢化や少子化などによる人手不足に直面していて、従業員と一緒に働けるフィジカルAIに頼らざるを得ないという側面もある。すでに世界に出遅れているなかでフィジカルAIの市場を拡大していく過程では、税金が無駄にならないようにしっかり検証していくことも不可欠」

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