介護の力仕事を減らすために「福祉用具」というものがあります。用具を開発・販売する会社の社長は「どうしても介護施設の良くない話題ばかりニュースになる。魅力を伝えたい」と言います。

特別養護老人ホームで、ベッドから車いすへ橋渡しをするボードを使って、入所者が座ったままで乗り移る様子を撮影しました。

介護は誰もが直面するものだから取材テーマに決めました。福祉用具の会社は施設の職員向けに使い方研修をし、腰を痛める恐れのある抱きかかえ介護をなくそうと、リフトで高齢者を運ぶ「介護ロボット」の改良を続けます。

研修では、経験豊富な職員たちが福祉用具の力に驚く場面を目撃。社長は「介護をしている人たちはお年寄りの笑顔が見たいはず」。負担が軽くなった分だけ、職員は「お年寄り、職員お互いに笑顔になれて良質なケアにつながる」と語ってくれました。

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