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2021-10-29

「一度よそ者になった」温かさ~樋口陽一(福島支社)

今年に入ってから、飯舘村の移住者のもとを度々訪れて取材をしています。
2年ほど前から、村には若い世代が地域おこし協力隊として移住し、現在4人がそれぞれ思い思いの活動をしています。村内は店なども非常に少なく、飲食店も数えるほど。一見不便に思えるかもしれませんが、取材した人たちはほとんど都市部からの移住者で、活き活きとしています。避難先から村に戻ってきた高齢の世代とも友達のような関わり方をしているように見えます。

「村民は避難で一時よそ者になった。だから、村に来る人にはよそ者の気持ちを味わわせたくない」。移住者が村の人に言われた言葉です。村を訪れる人は温かく迎え入れ、お客様扱いもしすぎない。この考えを若い世代が受け継いでいるようにも感じます。
先日、村に行った際には、一緒にそうめんを茹でて食べました。都会の店では味わえない、心まであったまるそうめんでした。

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